今年も残りわずかになりました。
一年を振り返ると、忙しさのなかで「心の置き場所がない」と感じたり、
気持ちが揺れやすかったという方もいるのではないでしょうか。
そんな方に、来年の目標としてひとつおすすめしたいことがあります。
それは、「依存先を3つつくる」ということです。

■ 心が安定しやすい人には「戻れる場所」が複数ある
“依存”という言葉はネガティブに聞こえるかもしれませんが、ここでいう依存先とは
「安心できる場所」や「気持ちが戻ってこられる関係・活動」を指します。
恋人だけ、仕事だけ、趣味だけ——
安心がひとつの対象だけに偏っていると、
その対象が揺れたときに心も不安定になりやすくなります。
一方、依存先が複数あると、どれかが揺れても他が支えとなり、気持ちのバランスが保ちやすくなります。
心理学でも似た考え方が示されており、
- 愛着理論(ボウルビィ):
「人は安心を感じるために“安全基地”を必要とし、複数あるほど精神的に安定しやすい」という考え方です。
- 自己決定理論(デシ&ライアン):
「自律性・有能感・関係性」という3つの基本的欲求が満たされると、人は自然に心の健康を保てるとされています。
“依存先を増やす”というのは、
自分を守るための「安心のストック」を増やすイメージに近いのです。
■ 今年の自分を振り返ってみる
この一年を振り返ってみて、あなたにはどんな“戻れる場所”がありましたか?
もし不安や孤独を強く感じた瞬間が多かったなら、
依存先が少なかったり、偏っていたりした可能性があります。
- 気持ちを共有できる関係はあったか
- 気分を切り替えられる趣味や習慣はあったか
- 自分の役割や存在価値を感じられる場があったか
こうした視点から見直すと、
自分を支えていたもの、足りなかったものが見えてきます。
■ 来年は “安心の土台” をつくる一年に
依存先は大げさなものでなくても大丈夫です。
- 一緒に話すと落ち着く友人
- 心を整える趣味やルーティン
- 自分を必要としてくれる職場やコミュニティ
- 家族やパートナーとのつながり
- ペットとの穏やかな時間
あなたにとって“心の支え”になるものが3つあれば、
それだけで気持ちはずいぶんと安定します。
「来年こそもっと頑張る」ではなく、
「より安心して生きるための土台を整える」
そんな目標を、来年に据えてみるのも良いかもしれません。
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