突然ですが、皆さんは今日も自分を大切にできましたか?
大切にできた!と言える方はそんなに多くないのかもしれません。では、今日も周りの方を大切にできましたか?と聞かれたらどうでしょうか。うーん、特に迷惑をかけなかったし、相手が嫌だなと思いそうなことはやらなかったし、まぁまぁ大切にできたかも!と言える方は先ほどよりは多いかもしれません。“大切にする“という定義は人それぞれかもしれませんが、他者に対しては大切にすることは割と身についている気がしますよね。
自分を大切にするって、他者を大切に思う気持ちを自分に向ければ良いのです。
「楽しんでいるかな?」
「嫌じゃないかな?」
「嬉しいかな?」
他者を気にしてあげるように、自分にもそれを向けてあげてみてください。問いかけてみてどう答えるのか、自分の中で対話をするのがポイントです。更に具体的になると、
「この業務・用事は苦手そうだけど手伝いが必要かな?」
「体調は大丈夫かな?」
「いつも頑張っているから今週は少し手を抜いてもいいんじゃないかな?」
「ちょっとコーヒー休憩入れるのはどう?」
「明日の約束、本当に楽しみにしてる?」
「何か言いたいことあるのかな?」
大切な友達や家族(動物も!)、同僚に声をかけるように自分自身に問いかけてみてください。心の中なので誰にも聞こえません。本音を打ち明けてみましょう。
それでもまだ難しいよと感じる方は、シンプルに、快(普通も含む)か不快かを感じられるだけでも良いです。不快なイベントや状態を全て取り除くことは難しいですが、不快に感じているなら無理をしていることが多いです。無理している状態でもそれを乗り越えたのであれば、頑張ったね!のご褒美として好きなものを食べたり好きな時間を過ごしたりして、快の状態を作ってあげたいですね。
最後に、自分を大切にするということはワガママにはならないのかとカウンセリングをしていると聞かれることがあります。しかし自分を大切にすることはワガママとは違います。自分だけを大切にするのであればそれはワガママに映ってしまうこともあるかもしれません。ですが、自分と他者のどちらも大切にするとしたらどうでしょうか。もしもある事柄が自分と他者のどちらかの不快になる場合は、どちらの気持ちを優先させるかではなく、お互いの気持ちや考えを話し合って、なるべくお互いが快(普通も含む)になれるような案を一緒に考えていければ良いと思います。
理想のように聞こえるかもしれません。そして自分を大切にする癖がつくのも時間がかかるかもしれません。しかし、他者を大切にできる気持ちがあるのであれば、それを自分に向けることも可能です。少しずつ自分を大切にできる時を増やしていきましょう。
心理カウンセリングでどうやったら自分を大切にできるのか学ぶこともひとつの手です。大きな悩みがなくても、不調になっていなくても、自身のメンタル面を改善したいなと思う事があれば気兼ねなくカウンセリングを受けても全然良いです。新年のタイミングでよし!改善してみよう!と思ったら是非私たちにもお声がけください。
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