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【コラム】“時間”のお話(前編)

2022/02/18

【コラム】“時間”のお話(前編)

 新しい年の幕が開き2月になりました。皆さんは、この期間について「もうこんなに日にちが過ぎた。」と思いますか?それとも「未だこれしか過ぎていない。」と思いますか?もちろん、答えはさまざまですね。

 私達は時計で確認できる“客観的時間”を共有しながら過ごしているのですが、歳を重ねる毎に一年の過ぎるのが早く感じられるとか、同じ一時間でも会議の時間は長く、恋人と過ごす時間はあっと言う間に過ぎるというように、年齢や状況により時間経過の感じ方が異なる“主観的時間”があることを体験的に知っています。この“主観的時間”については、感情や記憶、性差や時間への注意の向け方などとの関連が検証されているのですが、身体の代謝との関連も明らかにされています。“主観的時間”は代謝が活発な時には遅く進むように感じられ、代謝が落ちている時には速く進むように感じるのだそうです。その為、私達は体調により、時間を時計の進み方とは異なった速さとして感じることがあるのです。また、一日の内でも午前と午後では過ぎる時間が異なって感じられるのもこの様な理由からなのです。

【コラム】“時間”のお話(前編)

 また、その人なりの動きの速さである精神テンポというものがあることも明らかにされています。この精神テンポはその人の歩くペースや話しの間合い、そして、作業のペースにも表れます。求められる作業のペースが自分の精神テンポより速ければ心拍数は上昇することから、ストレス負荷になることが予測できるのです。

 時計で測れる長さだけが時間の長さではないのです。時間の感じ方は、いつでも誰にでも同じというわけではなく、その人のその時の状況や心身の状態と深く関わっているのです。そして、心身の状態はいつも一定ではありませんね。その上、一人一人が快いと感じる精神テンポがあるのです。しかし、仕事をしている上ではその様な個人的な“主観的時間”や精神テンポというものは考慮されません。したがって、“客観的時間”と“主観的時間”の違いは心身への負担を強いてストレスとなるのです。

 そこで、仕事を終えたなら、自分の“主観的時間”や精神テンポで過ごせるホッとした時間を取り戻し、ストレス解消を心がけるようにすると良いでしょう。

 次回は過去、現在、未来の時間軸と精神的健康の関連をお話します。

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