今年もあと数日で終わりを迎え、2022年はすぐそこですね。今年1年は皆さまにとってどんな1年でしたでしょうか。コロナ禍でどこにも出かけられなかった、テレワークに少し慣れてきたななんて、今までの1年の振り返りとは少し違った視点や発見などもあったのではないでしょうか。
これから年末年始の長期休みが始まる方も多いかと思いますが、サザエさん症候群・ブルーマンデーというのをお聞きになられたことはありますか?どちらも、「翌日からまた通学や仕事をしなければならない現実に対して憂鬱な気持ちになる」といった有名なお話ですね。このように休み明けというのは怠さがあったり、憂鬱な気持ちになりやすくなったりもします。また、休みが長くなればなるほど休みと仕事の切り替えが難しくもなることもありますよね。
そこで本日は、年末年始の休み明けの憂鬱さが少しでも軽減できるような、お正月の過ごし方をご紹介できたらと思います。まず、あるAさんとBさんの1月2日の1日のスケジュールをご紹介します。※()の部分はAさんとBさんの心の声を反映しています。
Aさんは休みの最終日も睡眠サイクルが乱れた状態で中々眠りにつくことができず、寝不足のまま憂鬱な気持ちで出社をしました。一方でBさんはいつもと変わらない生活だったため、休み明けの気怠さなどはなく出社していきました。
Aさんのようにお正月は、ついつい食べ過ぎてしまう、睡眠が乱れる、家から一歩も出ないなんてありますよね。しかし、Aさんのような生活を続けていると、休み明けに仕事に行きたくない、気分が上がらない、寝不足が続いて朝起きられなくなった、体調が芳しくない、いつものようなパフォーマンスができない、集中力が途切れてしまうなんてことにも、、、。
この状態になる要因として、体内時計が乱れている、休息モードから切り替わっていない、仕事に対してのストレスの高さなどがあげられます。
そこで、AさんとBさんを参考にし、休み明けの憂鬱さが軽減する対策方法をお伝えします。
・土日や長期休みの時は睡眠時間、食生活、酒の量などを変えずに生活をする
・長期休み中も1日1回は外に出て散歩や軽い運動をしてみる
・休み明けの仕事を詰め込まず、予定を緩やかにしてみる
・休み明けにも楽しみの予定を入れてみる
例えば、いきなり運動をすると体を痛めたり、疲れやすかったりしますが、しっかりとウォーミングアップをしておくことで、少しずつ長い距離を走ることができたりしますよね。仕事も同じで、長い間お休みをしていて急に忙しくするよりも徐々に体や、感覚を取り戻しながら行うことで、自然と体が元の感覚を取り戻したりします。また、友達と会う約束を入れてみたり、2日行ったら好きな食べ物を食べるなど楽しみを入れてみることで、少し気分が変わったりもするかもしれませんね。
もしも休み明け体調不良が続いたり、気分の落ち込みなどがいつも以上に感じた場合にはお近くのかかりつけ医に診てもらうのも一つの方法ですね。休み期間も生活リズムを変えずに、仕事始め清々しい気持ちで1年をスタートしましょう。
これから始まる2022年も皆さまにとって良い年になることを願いまして、2021年のコラムを締めくくりたいと思います。今年1年もアイエムエフのコラムをご覧いただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
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