縁側で団扇を仰ぎながら風鈴の音色に耳を澄ませる…
そんなこともできないくらい暑い夏が今年もやってきますね。
夏といえばセミ!セミの寿命は7日間といいますが、土の中には3~11年もいるらしいです。そんな儚くも長いセミの一生に思いを馳せていると、儚くも輝かしいスポーツの祭典がもうそこまできていますね。東京オリンピックの開催には様々な意見がありますが、ここではスポーツ観戦の心と身体への効用をみていきたいと思います。
今回のオリンピックは自宅のテレビで観戦される方も多いのではないでしょうか。
スポーツをすることが、健康に役立つことは知られていますが、「スポーツをみる」ことも、以下のような影響が心と身体に生じることがわかってきています。
1)テストステロンの上昇
男性ホルモンの一種であるテストステロンは、その上昇により積極的な行動、いきいきとした活動が向上するといわれています。このテストステロン、試合の勝者だけではなく、勝者を応援していた観戦者も高まるという研究結果がみられています。
2)ミラーニューロンの反応
ミラーニューロンとは、他者の行動を自分の脳内で鏡(ミラー)のように写し出す神経細胞のことをいいます。これにより、他人の動きを見ているだけで、脳では実際にその動きをするのに必要な部位が反応し、刺激を受けとっています。これらは、スポーツを実際にすることと同程度とはいきませんが、見ている人にも心理・身体的な影響が起きることが示唆されています。
その他にも私たちはアスリートから、勝利の感動はもちろんですが、負けることもあるということ、そして苦悩を抱えながら歩み続けることの美しさなど様々なことを学ぶことができます。
せっかくのおうち観戦。プライベート空間で熱狂するのも、ひっそりと手に汗握るのも悪くない。もちろん、オリンピックには一切触れもせず、社会から心理的に離れた時間を謳歌するのもいいですね。さて、今年はどんな夏を過ごしてみましょうか。
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