新年度が始まりました。
社会人1年目、新しく職場のメンバーに加わった方、新しい異動先、新しく任された取引先・・・社内社外で新しく出会った方々とコミュニケーションを取る機会が増えますね。仕事関連だけでなくプライベートでも新しく人と出会うことも多々あります。
そんな中、親しい間柄以外のコミュニケーションが苦手な方も多いですよね。
コミュニケーションのハードルとなっているのは、話す相手がどんな人かわからないことも一つの要因ではないでしょうか。フレンドリーな感じだったり、厳しいけど的確なアドバイスをもらえそうな雰囲気だなとか、新しいアイディアをもらえそう!など、あの人はこういう考えを持っていそうだなと予想ができると話しかけやすい気がします。洋服や髪型、アクセサリーなどその方が身に纏っているものは、その方の人となりを周囲に知ってもらうためのヒントとなります。
以前は日本の企業では、服装や髪型など厳しいルールを設けているところも多数でしたが、最近では個性を尊重する会社も増えてきましたね。あるチェーン展開をしている薬局でも、制服の下に着る私服の色指定や髪色指定などがありましたが、身だしなみ規定を大きく変え、個人のチョイスを尊重した変更になったとのことです。
その日に身に纏っているものは、個人が選んで購入し、朝家を出る時にこれにしよう!と選んだもので、その日の気分を表しているかもしれないし、私はこういう人間ですと示したいのかもしれません。つまり、その方が選んだ物たちはその方の意思が反映されているとも言えるでしょう。
人はコミュニケーションを取るときに、言語情報は7%で、それ以外は聴覚情報38%、そして視覚情報55%(表情、ジェスチャーや見た目など)をキャッチしていると言われています。自分の選んだスタイルは“情報“なのです。コミュニケーションツールと言えるかもしれません。春になり、新しい生活がスタートするような感じがしますが、是非皆さんも新しく出会う方々に自分の気持ちや意思をファッションなどで表現して、相手にもっと“情報“を与えてみるのはいかがでしょうか。
自分の素直な気持ちを表現してみても良いですし、政治家が与えたい印象によってネクタイの色を変えるように、こう見られたい!という印象に合わせてコーディネートを組んでみるのも良いですね。人とのコミュニケーションに悩んでいる方も、まずは現状で与えている印象を分析してみて、どんな雰囲気にしたら自分らしくなるか、もしくは他者に与えたい印象はどんなのか、例えば誰みたいな雰囲気にしたいのかなど、言語情報以外の部分から変えてみるのも良いと思います。
そして、ファッションによって、その日の気分を上げてくれたり、自信を持てたりできたら、それはメンタルのセルフケアになります。是非皆さん、色々実験してみてくださいね!
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