皆さんが有給休暇を取得するときは、何等かの用事に対応するときや遊びの予定があったり、具体的な理由があることが多いと思います。特に体調不良の時は、熱が出ていたり、腹痛や頭痛など、体に症状が現れていて働けないことが多いため、お休みを取るのではないでしょうか。
では心が疲れたと感じたときはどうでしょうか?心の疲労は目に見えないため、働き続ける方も多いと思います。そこで今回のコラムでは、心が疲れたときに何が起こるのか、その段階と対策について考えてみましょう。
心の疲れは段階的に進行します。心の疲れの段階と具体的な例を示します。
一般的には、心の疲れが進む前に早い段階で対処することが重要です。ストレスになっていることや、心が疲れている原因を解消することも時には必要ですが、まずは、心の休息が不可欠です。悲しい出来事があった時やつらい時に無理して仕事を続けず、一歩下がって休息を取ることが長期的な回復の鍵となるのです。つまり『心の休暇』がとても重要なのです。
心の休暇を取ることは特別なことでなくても大丈夫で、好きなテレビ番組を見たり、気分がリラックスする場所に行ったり、何もしないでリラックスすることも大切です。このコラムを書いている私も最近、悲しいことがあり、とても落ち込んでいました。そのため、1日心の休暇を取ってみました。心の休暇のおかげでその出来事に向き合う時間を持ち、心の余裕を取り戻すことができました。
心の状態は、ついつい後回しにされがちです。しかし、体が疲れたと感じたときに休息を取るのと同様に、心が疲れたと感じたときにも心の休暇を取ることは早期の回復のためにもとても重要となります。皆さんも心が疲れたと感じたとき、心の休暇を取ってみてください。
第四段階や第五段階の状態になると、専門家の支援や長期の休暇が必要になるかもしれません。自分の心が今どんな状態かに気づくことが難しい場合もあるため、その際には身近な人や弊社の相談窓口にご相談ください。
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