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【コラム】お医者さんになにを伝える?

2024/09/20

風邪をひいて病院を受診した時、お医者さんに何を伝えるか悩んだことはありませんか?

・喉は痛いか、ムズムズするのかイガイガするのか

・咳や痰はあるのか、鼻水の色はどうか

・熱の推移はどうか、市販の薬は服用したか

・例年この時期になりやすいのか(アレルギーの可能性もあるか)

・関節は痛むか?頭痛や腹痛は?倦怠感は?

など、いつからどのような症状があるのかを短い診察時間の中で的確に伝えることって、けっこうスキルがいるなと思います。

もちろん医師も体の状態を診て、必要な質問をして判断をすることになりますが、こちらから伝える情報も検査や診断、処方等の大切な判断材料になっていると思います。

『ヘルスリテラシー』というのはご存じでしょうか。

これは『健康や医療に関する正しい情報を入手し、理解して 活用する能力』のことをいいます。少し言い換えると、「自分の身体について考え、沢山の健康情報の中から適切な情報を見極めて使いこなすこと」といえます。この『沢山の健康情報』には、インターネットやSNSで得られる情報も含まれます。現代は情報があふれる時代。その中から確かな情報と不確かな情報を見極め、選び取り、使いこなす力が求められています。そのような中で、ヘルスリテラシーを高めることは、病気の予防や健康寿命の延伸につながるといわれています。反対にこの力が低いと、誤った健康情報に振り回されたり、医学的な問題の最初の兆候に気づきにくかったり、専門職に自分の心配を伝えられないといったことが生じるようです。

●ヘルスリテラシーについて詳しく知りたい方はこちら

 https://www.tokyo.med.or.jp/healthliteracy 東京都医師会「ヘルスリテラシーって何?」

このヘルスリテラシーですが、複数の国を対象に行われた調査では、日本は欧米やアジア諸国と比べて低いという報告があります。症状に関する情報や医療機関をみつけること、医師の説明を理解することなどを「むずかしい」と感じる割合が日本は高かったということです。

冒頭は風邪をひいた場面を例にだしましたが、精神科や心療内科など、メンタルヘルスに関してはいかがでしょうか。

どのような状態だと受診をしたほうがよいのか、受診する場合はどういった病院にかかるとよいのか、受診したとして何を医師に伝えるとよいのか、「難しい/わからない」と感じる方も多いのではないでしょうか。

私たちのカウンセリングの中でも、病院受診についてのお話で<このことは医師に伝えたほうが、医師も薬の処方を考えやすくなるだろうな>といったことがご本人から医師に伝わっていないこともあります。多くの精神科や心療内科では、診察時間は数分と短い場合が少なくありません(初診を除いて)。その中で必要な情報を伝えるのは確かに難しいことですが、何を伝えるとよいかわかると、一回一回の受診を有意義なものにすることができます。弊社の相談窓口では、診断や薬に関するご助言はできませんが、「こういったことは医師に伝えてみるといいですよ」など受診にあたっての話す内容の整理などはお手伝いできますので、ご利用いただければと思います。

受診については下記のコラムも参考になりますので、ぜひご覧になってください。

心の不調・・いつ、どこで受診すればいいの? – アイエムエフ株式会社 (imfine.co.jp)

心の不調・・受診先の選び方―不安や疑問をヒントに – アイエムエフ株式会社 (imfine.co.jp)

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