みなさんは1日のうちどのくらいスマホを使っていますか?
目覚ましのアラーム、友達との連絡、スケジュール管理、移動中のゲーム、目的地への経路検索、オンラインショッピング、SNS、写真撮影、動画の視聴など、あらゆる場面でスマホを使っており、今やスマホを手放せない人は多いと思います。特に目的がなくても、なんとなく手が空くとスマホに手を伸ばしてしまうという方も多いのではないでしょうか(私もその一人です)。
スマホはとても便利なツールですが、長時間の使用は色々な悪影響を及ぼすこともあり、気を付けて使う必要があることは、みなさん感じているのではないでしょうか。例えば・・
・長時間の使用で目や首・肩がつらい
仕事で長時間PC画面を見ている問題と共通していますね。PC等のデジタル画面を見ながらの作業は1時間に1回、5~10分程度の休止を推奨されることがありますが、スマホも同じです。画面から目を離したり、合間で軽いストレッチを入れたりして、目や首・肩が凝り固まることを防ぎましょう。スマホ本体やアプリで、使用時間を制限する機能もあるので、上手に使っていきたいですね。
・ついスマホを触ってやるべきことを後回し
スマホであれこれしていたら、あっという間にこんな時間!なんてこともありますよね。友達へ連絡をしたり、調べものをしたり、好きなコンテンツを楽しんだり・・という合間に、つい余計なことまでし始めてしまうことも。
スマホは便利な一方、やるべきことや、本来やりたいことを後回しにしてしまう一因にもなります。またダラダラとスマホを触ってしまっているな・・と気づいたら、マインドフルネス(意図的に、今この瞬間に、価値判断することなく注意を向けること。ストレス軽減や集中力を高めることにも活用されている考え方)を取り入れることで、やるべきことに早めに意識を戻すことにもつながるので、お勧めです。今後、このコラムでもマインドフルネスのトピックを取り上げたいと思います。
・スマホを触りながらの会話で人間関係にヒビが入ることも
人と会っている時にスマホを触りながらの会話は、相手に「私と話しているのが退屈なのかな」「この人は気が散っているんだろうな」と感じさせます。一方、スマホを触っている本人は、目の前の人と話すのが退屈と感じているわけではなく、スマホを触りながらでも、相手の話はきちんと聴けていると感じがちです。
無意識の行動となっていることも多いのですが、スマホを触りながらのコミュニケーションが恋愛関係に悪影響を及ぼすという調査もあります。相手に退屈しているという印象を与えかねないリスクがあることは知っておきたいですね。

スマホをつい触ってしまうのはなぜなのか、振り返ってみるのも良いかもしれません。例えば、一度ゲームにはまると抜け出せない、LINEにはすぐに返さないと!と強迫的になっている、SNSで誰かとつながっていないと不安・・など、背景に目を向けることも良いと思います。
ちょっとスマホとの付き合い方を見直してみようかな、という方は、スマホをどんなふうに使っていくかカウンセラーと一緒に考えていくのも良いかもしれませんね。
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