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非日常を味わう―観劇のススメ

2025/08/20

忙しい毎日、職場での人間関係、終わらないメールとタスクの山。気づけば週末もスマホを手放せず、「ちゃんと休めていない」と感じている人は多いのではないでしょうか。

そんなあなたに、 “心のリフレッシュ法”を紹介したいと思います。それが「観劇」です。

観劇なんてちょっと敷居が高いと思うかもしれません。でも、舞台には日常では味わえない「感情の解放」があります。

たとえば、理不尽に怒られるシーンに共感したり、誰かが夢を語る姿に涙がこぼれたり。

それは、どこか自分の心の奥にしまい込んでいた感情を、そっと代わりに表現してくれる時間でもあるのです。

「なんだかすっきりした」

「自分の気持ちが整理された気がする」

そう感じるのは、感情のカタルシス(浄化作用)が起きている証拠です。舞台の世界を通して、私たちは自分の気持ちと静かに向き合えるのかもしれません。

舞台の幕が上がると、スマホはオフ、会話もオフ。そこにはSNSも通知もない、完全な“非日常”があります。同じ演目であっても、演者の動きやセリフ、呼吸の間は毎回少しずつ変わります。そこに、観客の息遣いや、ため息、拍手などの反応が影響し、今、ここでしかない空間が紡ぎだされて行きます。間違えても修正できない緊張感、観客に向かうエネルギー、演者と観客の一体感、これらを肌で感じるぞくぞく感は、テレビや映画で味わうことはできません。生で伝わってくるからこそ、より心が動かされるのだと感じます。

その没入感は、脳のリセットにもつながります。仕事のこと、明日の予定、面倒なやり取りなどなど…すべて一度、劇場の外においておけるのです。これはある意味、一種のマインドフルネスといえるかもしれません。

観劇と聞くと「誰かと一緒に行かなきゃ」と思いがちですが、一人でも十分楽しめます。仕事帰りに立ち寄れる小劇場や、90分で終わるコンパクトな舞台もあります。

むしろ、一人だからこそ、舞台に集中し、自分のペースで楽しみ、自分の気持ちをみつめることができるとも言えます。終演後にふと空を見上げて余韻に浸る―そんな時間も贅沢です。

私たちは普段、「頑張ること」「耐えること」にばかりエネルギーを使ってしまいがちです。でも、感情を感じることや、心に余白を作ることも、生きていくために必要なこと。

観劇は、心の波が大きく揺れる前に立てておく“防波堤”のような役割を果たしてくれます。

もし最近「ちょっと疲れたな」と感じていたら、今週末、近くの劇場をのぞいてみてはいかがでしょう。舞台の光が、あなたの心をそっと照らしてくれるかもしれません。

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