職場で何かを言われたあとや、嫌な態度を取られた時、
「なんか嫌だったな」
「でも、これくらい普通なのかな」
「ハラスメントっていうほどではないよね」
そんなモヤモヤを感じたことはありませんか。
ハラスメントという言葉を聞くと、怒鳴る、暴力を振るう、露骨に嫌がらせをするといった、かなり強い行為を想像するかもしれません。
もちろん、そのような分かりやすいハラスメントもあります。
でも実際には、「これってどっちなんだろう」と迷うような場面もたくさんあります。
いわゆる教科書通りのハラスメントの基準じゃない時って多々あるかと思います。
たとえば、仕事を注意されることは誰にでもあります。
けれど、注意のたびに「こんなこともできないの?」と笑われたり、ほかの人と比べられたり、みんなの前で長時間責められたりしたらどうでしょう。
仕事について注意されているはずなのに、気づけば「自分は駄目な人間なのかも」と思うようになっている・・。
そんな状態は、単なる指導として片づけられないかもしれません。
また、職場の冗談も同じです。
見た目や年齢、結婚、恋人について毎回いじられる。断っているのに飲み会や食事にしつこく誘われる。自分だけ連絡を回してもらえない。挨拶をしても、なぜか自分だけ無視される。
周りから見ると小さなことでも、受け取る側にとっては、毎日少しずつ心を削られる出来事になることがあります。
ここで大切なのは、
「ハラスメントかどうか、今すぐ正解を出さなくてもよい」
ということです。
相手に悪気があったのか。仕事上必要な言動だったのか。どのくらい繰り返されているのか。
こうした点を確認しないと、判断が難しいこともあります。
ただ、自分が感じたモヤモヤや苦しさまで、間違いになるわけではありません!
「最近、会社に行くのが怖い」「あの人がいる日は、朝からお腹が痛くなる」「仕事が終わっても、言われた言葉を何度も思い出してしまう」
そう感じているなら、心が「ちょっとつらいよ」と教えてくれているのかもしれません。
ハラスメントかどうかを決めるのは、そのあとでも大丈夫です。
まずは、嫌だったことを嫌だったと感じてよいのです。モヤモヤを、なかったことにしなくてもよいのです。あなたが感じた気持ちは大切にしましょう。
「これって普通?」と思ったら、その時点で誰かに話してみてもよいのです。
自分のしんどさに気づくことは、大げさでも、弱さでもありません。自分を守るための、大切な感覚です。

なんだか最近モヤモヤするな。でも自分だけがそう感じているのかな?など何かいつもと違う時は誰かに話してみましょう。
第二弾では、あれ?これってハラスメントなのかな?なんだかしんどいなと思った時にどんな風に誰に相談したらよいかのコラムを掲載予定です。是非そちらもご参考ください。
また、育てる側の葛藤や指導のあり方についてのコラムもありますので、是非ご覧ください。
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