前回のコラムでは、「これってハラスメントなのかな?」と感じたとき、そのモヤモヤやしんどさを、なかったことにしなくてよいというお話をしました。
https://imfine.co.jp/news/617/
では、その次はどうしたらよいのでしょうか。
誰かに相談してみようと思っても、
「ハラスメントじゃなかったらどうしよう」「証拠もないのに会社に言っていいのかな」「相談したことが相手に伝わったらどうしよう……」
そんな不安から、一歩を踏み出せないこともあると思います。
特に職場のことだからこそ、「相談したあとも一緒に働かなければならない」「自分が言ったと知られて、居づらくなったらどうしよう」と心配になることもありますよね。
前回のコラムでもお話したように、相談する前に、自分で「これはハラスメントだ」と判断しきる必要はありません。
「最近こういうことが続いていて、少ししんどいです」
「自分が気にしすぎなのか分からないのですが、話を聞いてほしくて」
「今すぐ何かしてほしいわけではないのですが、どうしたらよいか相談したいです」
そんな伝え方でも大丈夫です。
相談する相手にも、決まった順番はありません。
信頼できる上司や同僚、家族や友人など、まずは「この人なら話せそう」と思える人に話してみてもよいでしょう。職場として何か対応してほしいと思ったときには、上司や人事、社内のハラスメント相談窓口などに相談する方法もあります。社内にハラスメント相談窓口がない場合は上司や人事に、こういう場合はどこに相談したらよいかと尋ねてみるのも一つです。

会社などに相談するときは、「いつ頃から、どんなことがあったのか」「今どんなことで困っているのか」を、分かる範囲で伝えてみましょう。
日時や出来事をメモしたり、メールやメッセージを残しておいたりすると、状況を整理するときに役立ちます。ただ、「証拠が全部そろうまで相談できない」と思う必要はありません。
また、ハラスメントの相談では、「相談したことを相手に知られたくない」「その後が怖い」と感じる方も多いと思います。
その場合は、
「この話は誰まで共有されますか?」「相手に伝わる可能性はありますか?」「今はまず相談だけしたいです」
と、相談後にどのように扱われるのかを確認してみるのも一つです。
相談することは、「これはハラスメントです」と訴えることだけではありません。
話を聞いてもらうこと。
今の状況を整理すること。
これからどうしたらよいか一緒に考えること。
それも相談です。
「ハラスメントかどうか分からない」
「相談したあとのことが怖い」
そんな状態でも大丈夫です。
答えを一人で出してから相談するのではなく、答えが出ていないからこそ、誰かに話してみましょう。
一人で悶々と考え続けず、まずは話せるところから話してみませんか。
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