皆さま、新年度を迎えて、いかがお過ごしでしょうか。

「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」ということで、バタバタしているうちに4月になってしまったという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
このコラムでも、今年の初めには、『目標の立て方』について、２月・３月のコラムでは『時間にまつわる様々なこと』を連続してお伝えしています。今回のコラムとも関連がありますので、是非あわせてご覧ください。

1月　【コラム】“一年の計は元旦にあり”
https://www.imfine.co.jp/news/single35.html

2月　【コラム】“時間”のお話（前編）
https://www.imfine.co.jp/news/single36.html

3月　【コラム】“時間”のお話（後編）
https://www.imfine.co.jp/news/single37.html

さて、1月には新年、4月には新年度を迎え、他にも誕生日やGW、お盆等々、一年を通してたくさんの節目や行事がありますね。
これは、気持ちをリセットし、決意を新たにするような、仕掛けの一つだと考えられます。
新年度を迎えて、「いちいち、さあどうしようかという決意を持つこともないか」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ここはひとつ何か抱負を考えてみてほしいなと思います。

抱負とは、こうなりたいという希望ですね。広くとらえると、目標であるともいえますが、目標を立てることにはとても良い効果があるんです。
心理学的には、これは、“ピグマリオン効果”と言われ、広く知られています。
本来は教育心理学の中で、「他者からの期待を受けることで学習や作業の成果が変わる」というものですが、自分自身への期待でも効果があると言われています。
目標をはっきりと口に出すことで、それが叶うことを自分に期待する。それによって自分の行動の質が変わります。
ポイントは、具体的なイメージをしっかり意識しておくということです。
そのためにお勧めの方法は、紙に書いて見えるところに貼っておくことです。見るたびにしっかり意識づけられます。
書く時は、具体的な内容で、現在形（なっている・できている等）か現在進行形（なっているところ・できているところ等）で書きましょう。
また、そうなる自分に近づけるために、自分を整えるということもやっておきましょう。身の回りを整理整頓して整える・生活のリズムを整える・食生活を整えるなど、自分自身の期待に応えられる自分づくりも行いましょう。

もしも、新年に立てた抱負がくじけそうでも、再度、新年度の抱負を立てたらいいし、誕生日というもっとも個人的な節目にまた抱負を立ててもいいし、達成するかどうかよりも、「自分はどうなりたいか」「自分は何を望んでいるのか」と自分と向き合うことにも意味があるのです。そこに向けて取り組む過程も大事です。
余談ですが、今回の北京オリンピックの羽生結弦選手の挑戦を見て、それを深く感じました。
途中で変更したり、無理だとあきらめても、それは挫折ではありません。
やらないよりも確実にやった方が得ることが大きいはずです。

季節も春です。
暖かくなって、いろいろなことに取り組みやすい時期です。
是非、「無理かな～」と思うことでも、願うことは自由ですので、考えてみてくださいね。
皆さんの人生がより豊かなものでありますようにと、願っています。

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